事例14
【概要】
今回はクライアント先での補助金や助成金の申請支援についてお話しします。 クリニックの開業時と開業後の二つの場面に分けて説明します。開業時には、物件取得や内装工事、医療 機器の導入など多くの初期投資が必要であり、資金面で不安を感じる先生も少なくありません。 返済不要の補助金や助成金を活用することで、自己負担を軽減しながら事業を進めることが可能です。 制度の内容や申請条件を正しく理解し、開業計画と併せて検討することで、安定したスタートを切ることがで きるでしょう。 補助金と助成金の違いを簡単に説明すると、どちらも国や自治体などの公的機関から支給される返済 不要の資金ですが、その仕組みや申請方法には大きな違いがあります。補助金は基本的に審査や採択が 行われ、応募した計画の中から条件を満たすものが選ばれて給付されます。そのため、採択率を上げるため には計画書の作成が重要になります。一方、助成金は条件を満たせば受給可能で、制度に適合する就業 環境の整備や正確な手続きが求められます。 補助金や助成金を活用する際には、制度の内容をしっかりと理解し、正確に申請することが重要です。 事前に手続きの流れを把握し、対象要件を確認しておくことが大切です。また、活用後には使途の報告や 実績報告書の提出などの義務がある場合が多く、要件を満たさなかったり報告に不備があったりすると、返還 を求められるリスクがあります。さらに、補助金や助成金の申請や準備作業は、受給者(事業者=先生 方)が一人で対応しなければならない部分が多い点にも注意が必要です。 普段の診療業務で多忙を極める中、都度発生する手間や時間の煩雑さに耐えきれず、途中で断念され る先生も少なくありません。補助金に関しても、承認されるためには厳しい審査を通過する必要があり、そのた めに補助対象となる理由や根拠を明示した作文が求められるものの、申請しても承認が下りないことや承認 率が非常に低いケースもあります。 開業後は事業者としての届出書類、医療機関としての届出書類、決算書類等は当然ながら手元に揃っ ておりますから、申請できる補助金の種類が多くなります。
【まとめ】
クリニック業務総合支援(トータルサポートサービス)では、補助金や助成金の制度によっては最新の 医療機器やITシステムの導入、人材の安定確保といった、クリニックの質を高める取り組みへの申請に必要 な準備作業を行っております。 GビズIDの取得や申請条件の整備、IT導入補助金におけるSECURITY ACTION宣言(中小企業 等が情報セキュリティ対策に取り組むことを自己宣言する制度)の実施、事業計画書の作成、審査の採択 率向上などを通じて、受給者(事業者=先生方)の負担を軽減し、補助金をうまく活用すれば、設備 投資や人材採用、業務効率化など、さまざまな場面で役立てることができます。それぞれの制度の特徴を 把握し、クリニックの計画に合ったものを選ぶことで、費用削減の実績を積み上げています。
【業務遂行スケジュールと費用】
※2024年11月1日から、【メディカルラボのクリニック業務トータルサポート(実務で実行支援)費用】 は、コストパフォーマンスを向上させるために、従来の価格から、さらに低価格に統一して 設定しております。 詳しくは料金案内をご覧ください。