事例10
【概要】
弊社クライアントに在宅医療、在宅ケアという用語がまだ日本では使われてなかった頃から、在宅医療を実施していたK医師がおります。
世田谷エリアの住宅街で開業し、K医師は40年以上前、大学病院で勤務医として診療を行っていたころ、入退院を繰り返していた難病の患者を受け持った。
患者さんが、たまたま自宅の近くに住む人であったことから、この患者さんのケアをすることになった。
病院勤務医だから、時間外、無料奉仕の医療活動です。
ボランティアという用語も、医療の世界では、まだ馴染みが薄かった時代です。
K医師は在宅医療を行う際の留意点は三つあると言います。
1.患者さんや患者さんの家族の不安を取り除くために情報を提供し、患者さんをどう支えるか、家族と医療側が十分に話し合う。
2.患者さんを中心とした医療チームを編成し、チームのメンバーは家族と一緒にケアの計画を立て、実施する。
3.清潔を保ち、感染に対する知識を持つことの大切さを家族に知ってもらった上で、家族にも積極的に治療に参加してもらう。
在宅医療、在宅ケアを成功させるためには。
医師側と患者さんの家族側との、信頼と協力、緊密な連携が欠かせない。
そして在宅医療を担当する医師と患者さんとの相性が大事だともK医師は言う。
また、在宅医療はチーム医療だから、患者さんと家族、医師、看護師、ケアマネージャー、みんながチームの一員であることを確認し合い、ベクトルを集中することが重要だと。
弊社の役割。
在宅医療には、施設や担当者によって格差があります。
しかし、患者さん側はその格差を見分ける情報がなく、その手掛かりもなかなか見つけられないのが現状です。
一般の人びとが在宅医療の仕組みを知るチャンスはあまりありません。
そうした医療の形が存在することすら知らない人たちも多いです。
一度依頼した相手先に不満があっても、お世話になっているという思いから、家族はひたすら我慢することのないように、医療側と家族のコーディネーターの役割も担っております。
最後に。
いままでの、病院の外来・入院といった医療の形態に、在宅医療が加わり、患者さんはそれぞれのニーズに従って、医療の形を選ぶのが普通になっております。
K医師は、最初から『かかりつけ医』という医師がいるわけではない。
それは患者さんと医師が、時間をかけて作り上げていくものだと。
【業務遂行スケジュールと費用】
アドバイザリー契約
訪問日:1日/月4回
訪問時間:1回8時間
※2024年11月1日から、【メディカルラボのクリニック業務トータルサポート(実務で実行支援)費用】はコストパフォーマンスを向上させるために従来の価格からさらに低価格に統一して設定しております。詳しくは料金案内をご覧ください。