江東区内の訪問看護ステーションにて、地域のケアマネジャーの皆様を対象に「在宅医療まちサポ」の一環として講演を行いました。

■ 講演トピック:認知機能低下を防ぐ「人助け」の力
今回の講演では、米テキサス大学の最新研究(2024年発表)を引用し、高齢期の認知機能維持におけ
る「他者援助」の重要性について解説しました。

【研究が示す主なポイント】
• 公式・非公式を問わない効果: 自治体のボランティアだけでなく、友人や家族への日常的なサポー
トも、認知機能の低下を抑制する。
• 継続による蓄積: 支援活動を長く続けるほど、脳へのメリットは累積する。
• 適切な活動量: 週2〜4時間程度の中程度の関与が、最も効果的である。
• 社会的孤立の防止: 誰かの役に立っているという実感がストレスを軽減し、認知機能を蝕む
「孤独」から脳を守る。

■ 地域ケアへの応用
参加されたケアマネジャーの皆様からは、「サービスを受けるだけでなく、役割を持つことがリハビリになることを再確認した」「独居高齢者の方へ、小さな役割を提案するきっかけにしたい」といった前向きな感想を多くいただきました。
単なる「支援の対象」としてではなく、地域の中で「誰かの役に立つ存在」であり続けることが、結果としてご本人の脳の健康を守ることにつながります。
当ステーションでは今後も、医学的エビデンスに基づいた地域づくりの情報発信を続けてまいります。